とある学者が行った「布団の除菌実験」の結果をご紹介しますね
ネット上では「レイコップで咳が治った!」「レイコップで綺麗になった!」なんて口コミに溢れています。
でも、ちょっと待って!
それって布団掃除機を売りたいから書いてるだけじゃない?実際、除菌なんて目に見えないし。
しかも実際に使用してみたら、我が家のレイコップは咳やくしゃみに効果がありませんでした!だからどうしても疑いを持ってしまう。
実際レイコップは何に効果があったんだろう?
というわけで、どうしても気になってしまい調べたところ、こんな実験結果を見つけました。
太陽光線に含まれている紫外線には、細菌などに対するかなり強い殺菌作用があることが古くから知られております。
紫外線が細胞の内部にまで到達し吸収されると細胞内部が化学変化を起こし、新陳代謝できなくなるため増殖能力を失います。
更にたくさんの紫外線を浴びると、原形が無くなり死滅するとされています。そこで実験。真夏の晴れた日の正午、大腸菌に直射日光を当てました。
実験結果は・・・「99.99%の殺菌にかかった時間=64分」さらに実験。殺菌ランプを使用し大腸菌へ紫外線を当てました。
すると実験結果は・・・「99.99%以上の殺菌にかかった時間=60秒」でした。殺菌ランプによる除菌にかかる時間は、ランプからの距離やワット数によっても大きく変わってきます。
またランプの距離を近づけ紫外線を当てることで、もっと短時間で殺菌することができます。(読みやすいよう一部翻訳してあります。参考文献 : Application of Germicidal, Erythemal and Infrared Energy、oller:Ultraviolet Radiatio、気相中における紫外線の抗菌作用に関する研究、防菌防黴学会誌、大腸菌O157 の殺菌線抵抗性について、殺菌灯(I)、照明学会誌34巻5号、ゴキブリの卵鞘形成に対する紫外線の阻害効果(I))
文章が難しいのでまとめると、要は「一応、レイコップでも除菌は出来る!!」・・・では、我が家ではなぜ効果が無かったのか。
レイコップが咳やくしゃみに効果がなかった理由!!
まずはUVライトを当てる時間!99.99%以上の殺菌にかかる時間が60秒なので、レイコップで殺菌するにはかなりじっくりと掃除機掛けをすることが必要。
また菌やダニの増殖を抑えるには乾燥が必要!でもレイコップでは乾燥が出来ないので除菌止まりなのです。
つまりレイコップは除菌はできても増殖を防ぐことは不可能なので、一時は除菌された状態になってもまた湿気などが原因で菌やダニは再び発生してしまいます。
となると布団には「乾燥と除菌」が必要なので、レイコップを使用する場合でも天日干しか布団乾燥機で乾燥させることが大切なのです。
しかし天日干しをすれば乾燥も除菌も同時にできてしまうので、結局レイコップは不要ということになります。
天日干しは原始的でありながら画期的な方法のようですね!
ちなみに!天日干しにはこんな効果があるんだそう。
- 布団のジメジメがなくなる
汗や湿気を吸ってベタついた布団がカラッと乾き軽くなります! - 臭いがなくなる
嫌な臭いの原因は菌の増殖によるもの。天日干しすることで菌の増殖を防ぎ消臭することができます! - ダニが死滅する
ダニは湿気のある環境で増殖します。逆に乾燥した環境では生きていけないので、天日干しすることによって駆除できます! - 殺菌できる
菌は紫外線(UV)で殺菌することができます!30分の天日干しで表面が殺菌、1時間の天日干しで内部まで殺菌できるそうです。
それでは、布団を干す時間の長さはどれだけ必要ですか?
上記の実験結果でもわかる通り、太陽光での殺菌には真夏で1時間必要です。また天日干しをするとオモテ面にしか直射日光が当たらないので、1時間たったらウラ面に返すと良いですね。
また死滅したダニの死骸が残るので、天日干しをした後は必ず掃除機で死骸を吸い取りましょう。
布団に適した掃除機ってどんなやつ?
ダニの死骸やハウスダストは布団内部に残っているので、吸引力のある掃除機が良いです!
しかしヘッドに回転ブラシが付いていると衣類を巻き込んでしまうので、掃除機のタイプとしてはダイソンの布団用アタッチメントのように、ヘッドに回転ブラシのない物が良いですね。
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